
ルームツアー動画のテロップ、入れてますか?視聴維持率が最大25%変わるデータと、すぐ使える実践ルール
「いい動画を作ったのに、なぜか最後まで見てもらえない」
ルームツアー動画を公開したものの、途中で離脱されてしまう——そんな悩みを持つ不動産・建設会社の担当者は少なくありません。
撮影のクオリティ、BGM、ナレーション。改善できる要素はいくつかありますが、実は「テロップ(字幕)」を入れるだけで視聴維持率が大きく変わるというデータがあります。
追加の撮影も、大きなコストも不要です。編集段階で対応できる、コストパフォーマンスの高い改善策として、ぜひ最後までお読みください。
動画の85%は「音なし」で見られている
まず、前提として知っておきたい数字があります。
Facebookが行った内部調査によると、同プラットフォームで再生される動画の85%が音声をオフにした状態で視聴されているというデータがあります。
通勤電車の中、職場のデスク、子どもが寝ている横——視聴者はさまざまな環境で動画を見ています。音を出せない場面は思っている以上に多く、「音で伝える」だけでは、半分以上の視聴者に内容が届いていない可能性があります。
ルームツアー動画も例外ではありません。物件を探している人が移動中にスマホで動画を流し見する場面を想像すると、テロップの重要性が実感できるはずです。
テロップあり・なしで、数字はこれだけ変わる
「テロップを入れると視聴維持率が上がる」という話は感覚的に理解できても、具体的にどれくらい変わるのか気になりますよね。いくつかの調査データをご紹介します。
Facebookの内部調査
テロップを追加した動画は、追加前と比べて視聴時間が平均12%増加したことが報告されています。さらに、飲食チェーンのA&Wカナダでは、テロップ追加後に視聴時間が25%増加したという事例も記録されています。
YouTube Shortsのデータ
動画クリエイター向けに分析を行っているOpusClipの調査によると、字幕(テロップ)を入れたYouTube Shortsは、入れていない動画と比べて視聴維持率が15〜25%高いという結果が出ています。
数字だけ見ると「たった12〜25%」と感じるかもしれませんが、YouTubeのアルゴリズムは視聴維持率を重要な評価指標として使っています。視聴維持率が上がれば、おすすめ動画への表示頻度が増え、より多くの人の目に触れるようになります。テロップ一つが、動画の広がり方に影響するということです。
ルームツアー動画でテロップが特に重要な理由
テロップの効果はあらゆる動画ジャンルに共通しますが、ルームツアー動画には特有の理由があります。
物件情報は「知りたい情報」が凝縮されている
ルームツアー動画を見る人は、物件を探しているという明確な目的を持っています。間取り、広さ、価格、設備——これらの数字や情報は、ナレーションで流れてしまうと聞き逃しやすい。テロップで画面に表示することで、視聴者は自分のペースで情報を確認でき、理解度が上がります。
スマホでの「ながら見」を想定する必要がある
不動産を探している人の多くは、スマホで動画を見ています。音を出せない環境での「ながら見」が多く、テロップがなければ内容を把握できないまま離脱されてしまいます。
数字や固有名詞はテロップで強調すると記憶に残る
「〇〇帖」「築〇年」「駅から徒歩〇分」といった数字は、テロップで強調表示することで視聴者の記憶に残りやすくなります。問い合わせにつながるかどうかは、こうした細かい情報が伝わっているかどうかにかかっています。
すぐ使える実践ルール①:文字数と表示時間
テロップの効果を最大化するには、「何を書くか」だけでなく「どう見せるか」も重要です。まず文字数と表示時間の基本ルールを押さえましょう。
文字数の目安
- 1行あたり:16文字以内
- 画面内の最大文字数:30〜35文字まで
文字数が多すぎると、視聴者は映像を見るより文章を読む状態になってしまいます。テロップはあくまで「補助」であり、映像体験を損なわない量に抑えることが大切です。
表示時間の目安
- 基本:4文字につき1秒
- 長い文章は分割して順番に表示する
注意したいのは、テロップを編集している人は動画の内容をすでに知っているため、読むスピードが視聴者より速くなりがちという点です。テロップを確認するときは「自分より1.5〜2倍ゆっくり読む人」を想定して表示時間を設定しましょう。
すぐ使える実践ルール②:色と視認性
「テロップは何色がいい?」という質問をよく受けます。結論から言うと、「何色が最強」という決定的なデータは存在しません。それよりも重要なのは「背景とのコントラスト」です。
定番の組み合わせ
- 白文字+黒縁:最もポピュラーで汎用性が高い
- 黄色文字+黒縁:明るい背景・暗い背景どちらでも視認性を確保しやすい
黄色が広く使われている理由は「どんな背景でも読みやすさが担保されやすい」という実用的なメリットからです。ルームツアー動画では、外観・内装・水回りなど背景が次々と変わるため、この特性は特に有効です。
避けるべき色の組み合わせ
- ネオン系(目が疲れて離脱につながる)
- 赤と緑の組み合わせ(色覚に配慮が必要)
- 背景と似た色(視認性がゼロになる場面が出る)
ブランドカラーをテロップに取り入れたい場合は、必ず黒縁か半透明の背景ボックスとセットで使いましょう。
やってはいけないテロップ3選
最後に、逆効果になるテロップのパターンをまとめます。
① 文字が多すぎるテロップ
1画面に40文字以上詰め込んだテロップは、視聴者を「読む作業」に集中させてしまい、映像への集中を分散させます。情報は削る勇気を持ちましょう。
② 画面の端・隅への配置
スマホで見たときに文字が見切れるリスクがあります。テロップは画面中央寄り、または下部の「セーフマージン」内に収めるのが基本です。
③ 派手すぎるアニメーション
文字が飛び回る・激しく点滅するテロップは、演出が内容より目立ってしまいます。動きをつける場合はシンプルなフェードインやスライドイン程度に抑えましょう。
まとめ:テロップはコストゼロでできる視聴維持率改善
ルームツアー動画の視聴維持率を上げるために、大がかりな改善は必要ありません。テロップを正しく入れるだけで、データ上は15〜25%の改善が期待できます。
まず試してほしいのは、すでに公開しているテロップなしの動画に、テロップを追加してみることです。追加前後で視聴維持率がどう変わるか、YouTubeやInstagramのアナリティクスで確認してみてください。数字の変化が、テロップの効果を実感させてくれるはずです。
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